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『サンカーラ』(田口ランディ著)

『サンカーラ この世の断片をたぐり寄せて』

田口ランディさんの著書を初めて読んだ。
今回はエッセイだったけど、次は小説も読んでみよう。

大震災、原発問題、水俣病問題、身近な人の死など。いろんな人と出会いながら、重い日常を生きる田口さんの独白の部分もあったり。
共感した部分もいくつかあり、311以降のどうしようもない気持ちも思い出したりしつつ読み進めた。


入院中の義父が入れ歯をなくして痩せてきたので点滴を入れる、と病院側から言われた田口さんは機械に油をさすみたいだと感じる。
生命は機械とは違う。生命は自ら生きる。生きる力があるのが生命なのにそれを許さない医療があり、年老いて経済的価値がなくなると、人間からモノに格下げになってしまう、と。現代医療への違和感について共感した。

地道に対話することで、構造的問題を変えるために10年近く取り組んでおられる原子力に携わる北村正晴さんとの活動の話。
対話の大切さ

自身が水俣病患者でもあり患者訴訟団を長年牽引してこられた緒方正人さんとの話。
コマーシャリズムに乗せられないで、自らの主体的な判断、意思決定、その必要さを自己決定していくこと大事。どうしようもないような閉塞状態のこの世の中から「一抜けたという生き方」をしていくことが大事だと感じたという緒方さんの言葉。

ご自身の家族のこと、福島に住み続ける女性との交流、イタリア人ジャーナリストのご友人との交流、カンボジアの地雷、『アレクセイと泉』のアレクセイのこと、なども印象に残っている。


田口さんは言う。
日常の中には自分が何をすべきかを示唆してくれるたくさんのサインが隠されている
それに気づかず無視してしまうことの繰り返しで、人生は不必要に回りくどく意味不明になっていく、と。


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